電池が爆発する危険性、何故爆発し、何をするとダメなのか? ー電池のしくみ(7)

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ニカド電池やニッケル水素電池の危険性

古くから使われているニカドやニッケル水素電池も、実は爆発の危険性があります。

とは言っても、ニッケルなどはあまり反応性が高くありませんし、ちょっとした構造の工夫で爆発事故などは防げます。実際、これらの電池で爆発事故が起こったと言う話もあまり聞きません。

ニカド電池が爆発するのは、発熱によって発生した内部の水蒸気が高圧になって破裂する場合ぐらいで、内圧が一定以上になったら水蒸気を逃がす機構を取り付ければ簡単に防げます。圧力鍋が爆発しないのと同じ要領ですね。

また、ニッケル水素電池は過充電の際に水素が発生する危険があり、この水素が高圧になって火がつくと爆発する危険性があります。ただ、これも水素が溜まり始めたら逃がせるようにすることで防げます。

ニカドやニッケル水素電池は、爆発や発熱よりも、過充電の際に起こりやすい「液漏れ」が非常に危険です。

電池によっても若干違いますが、基本的には水酸化カリウム水溶液などの「強アルカリ性水溶液」を使っているため、皮膚などを溶かすことがあり、手にこれが付いた状態で目を擦ったりすると失明してしまうリスクもあります。

過充電の際に内圧が上がり噴き出してくる事故も起こるので、過充電については特に気を使う必要があります。

また、ニカド電池には「カドミウム」と言う人体に有害な金属が使われているので、破損したニカド電池は非常に危険です。廃棄の方法も決まっているので、自治体の廃棄方法に従って廃棄しましょう。

二次電池を安全に使うためには

電気と言うのは、決して安全に使える事が保証されているエネルギーではありません。

そのため、どんな電池であってもそれ相応のリスクがあります。特に、充電池のように「外部から電気を入れて使う」ような使い方をする電池は、電池の持つ容量超えて充電し続ける事で様々なリスクが発生するのです。

メーカーのマニュアルを良く読み、電池の仕組みや安全性をよく理解した上で電池を使っていきたいですね。