何故マタハラが起きるのか?(その3):「社会的・文化的に古い慣習―男は外、女は家」

201411011

マタハラが起きる原因の一つに、企業の生産性重視の考え方がありました。
これはどんな企業にも起こりえる事です。しかし、もう一つ忘れては行けない重要な問題があります。

それが社会的・文化的側面の問題です。

「男は外で働き、女は家庭を守るべき」
この考え方は今でも日本人の半数がこの考えを持っています。特に子供が生まれる場合にはこの考え方が顕著に現れ、子供が生まれて家庭を作るのであれば、会社を辞めるべきだということで退職を強要されてしまうのです。

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何故マタハラが起きるのか?(その2):「女は面倒臭いブラック企業―生産性から見た性差別」

20141028

マタニティ・ハラスメントが何故起こるのかについて詳しく迫っていく中で、特集(その1)ではマタハラで良く問題になる事例や法律について簡単にご説明しましたが、マタハラが起こる理由を知る上で最も考えなければいけないのが、企業側の視点です。

何故、企業は妊婦を差別するような扱いをするのでしょうか?

大きく分けると、「生産性の低下」や「古い社会慣習」がマタハラの大きな原因になっていますが、特集(その2)の本記事では、男性視点で労働を考え、生産性のみを優先させるが故にマタハラを常習化させる企業の特徴について触れてみます。

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何故マタハラが起きるのか?(その1):マタハラって何? 「各種事例と関連法規」

201410301

マタハラとは、マタニティ・ハラスメントの略。
マタニティというのは妊娠や母性を意味する単語で、マタハラは妊婦や妊娠を理由にした嫌がらせ行為を意味している。

性的な嫌がらせであるセクハラや権力を使ったパワハラと合わせ、日本が抱える三大ハラスメントの一翼とされている。しかし、セクハラやパワハラと違ってそれを受ける人の幅や時期が極めて狭く、慣習的なものもしっかりと根付いてしまっていたため、今までは殆ど泣き寝入りするしかなかった状況でした。

しかし、近年マタハラによる訴訟などが頻発するようになり、社会的にも注目を集めるようになります。一見、これは女性(しかも妊婦)と会社の間だけの問題であると考えがちですが、これは今の日本が抱える少子化問題や劣悪な労働環境の問題を密接に関わっています。

その1では、良くある事例とそれが有する問題点について挙げて行きたいと思います。

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新型出生前診断とその仕組み。短命の子を知る権利

20140722

2013年より、日本でも新型出生前診断が始まった。

その結果、1年間で7740人が診断を受け、110人が診断の結果から中絶を決断した。新しい遺伝子診断方法により多くの家族が救われたが、失われた命も多かった。

高齢出産が増えた今、命の選別を加速させると言う意見も多い新型出生前診断。一体、どのような手法で染色体異常を判定しているのだろうか?その仕組と命を選ぶことについての是非について、考えてみたいと思います。

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