自然に存在するものに特許はない、遺伝子特許とミリアド裁判

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2015年4月から、日本ではホログラムや色彩などを含めた新たな商標制度が施行された。商標は特許と並ぶ知的財産の一つだが、ホログラムや色彩にも「知的財産」があると言われると不思議な気分になる。しかし、特許の中にはもっと変わった知的財産がある。

それは遺伝子だ。遺伝子は生物全てが持っている生物の設計図だが、ある条件を満たすとそれが特許として認められる。ただ、何を持って特許と認めるのかがは難しい。これは海外だけの話ではなく日本でも認められている特許だが、日本では議論が進んでいない。

米国や豪州ではどんな議論が行われてきたのだろうか?

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プラシーボ(プラセボ)効果を除外したい!米国の製薬会社が遺伝子情報での選別試験を研究中

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プラシーボ効果。日本語では偽薬効果とも呼ばれるが、所謂「薬を飲んだからきっと効く」と言う思い込みから、痛みや神経症が直ってしまう効果の事だ。プラシーボ効果は精神的な作用であるため、効果があるのは痛みや精神症状の軽減程度だと思われがちだが、脳内物質の分泌量が変化することで血液の組成が変わり、腎臓や肝臓の疾患にも影響があることが知られている。

国内では殆ど見られないが、海外の医療機関の中では積極的に偽薬効果を狙った治療を行う機関も存在している。どんな薬が効くか分からないような患者にも一定の割合で効果があるため、偽薬であっても薬になるのだ。

それなら良いことの様に思えるが、プラシーボ効果で非常に大きな不利益を被っている会社がある。それは製薬会社だ。

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自閉症にまつわる誤解を解く。先天性の発達障害、父親の高齢化と遺伝子異常

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「社会性・対人障害」、「言語・コミュニケーション障害」、「反復行動・異様な執着」などが症状の特徴として現れる自閉症ですが、今まで原因も症状に関しても良く分かっておらず、様々な俗説に溢れていました。

「自分の殻に閉じこもった人」「冷蔵庫マザーに育てられた、愛情の足りない子供」「うつ病や統合失調症の一種」などなど、おそらく同じような誤解をしている人は少なくはないはずです。しかし、これらは全て間違いで、自閉症と言うのはうつ病や統合失調症などとは違い、後天的に発症するものではありません。

ここ数年の研究で広く支持される様になりましたが、自閉症は生まれた時から持っている先天性の障害なのです。

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