ALS(筋萎縮性側索硬化症)、「意識はそのままで身体が動かなくなる」病と氷水を被るチャリティ活動

最近、アイスバケットチャレンジ(Ice  Bucket Challenge)と言う、「頭から氷水を被る」か「100ドル(1万円)募金する」かを選ぶ活動が、ALS(筋萎縮性側索硬化症、別名ルー・ゲーリック病)のチャリティ活動の一巻として、SNSなどを通じて広がりつつあります。すでにビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、孫正義、山中伸弥、浜崎あゆみと言った著名人達が参加していることでも有名です。

ALSと言うのは、中国の指導者である毛沢東や病名の由来となった米国の殿堂入りメジャーリーガーのルー・ゲーリックの死因でもあります。車いすの天才物理学者としても知られるスティーヴン・ホーキングが患っている病気であることでも有名でしょう。テレビや映画で話題になった「宇宙兄弟」でも、ALSの治療法を見つけるために宇宙飛行士になった女性飛行士などが登場しています。今年放送されたドラマ「僕のいた時間」でも、この病気が取り上げられています。

アイスバケットチャレンジチャレンジと言うのは、最近増えてきたチャリティ活動の一つです。今回の方式では、挑戦者が次の挑戦者を選んでから、氷水を被るか募金をします。狙いは募金ですが、お金がなければ氷水を被るという視覚的にインパクトのある挑戦を行い、次の挑戦者へと受け継がれます。もちろん、両方することも出来ます。

本記事ではアイスバケットチャレンジが世界中に広がっていった過程とALSと言う病気について簡単に説明していこうと思います。

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