鳥と昆虫の飛行とホバリングの秘密(後編):ハチとハチドリの驚くべき高速羽ばたき

トンボやチョウが独自の飛行法を用いて空を自在に飛び、空中でホバリングするのに対して、ハエやハチはまた違った方法で飛行しホバリングを行っています。さらに、鳥であるハチドリの飛行法も他の鳥とは大きく異なる部分があるのです。

空気の流れを利用して揚力を生む事に特化した鳥の翼に対し、トンボやチョウを含め、ハチやハエのような昆虫類の羽は揚力を生み出す空気の渦を作る事に特化していることが知られていますが、実はハチドリはその両方の特徴を持っています。ここでは、4枚の羽を自在に扱うトンボや巨大な羽を大きく振り下ろすチョウとは違った、ハチやハチドリの飛行やホバリングの方法についてご紹介していきましょう。

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鳥と昆虫の飛行とホバリングの秘密(前編):トンボとチョウの独特な飛び方

ハチドリは世界でも最も小さな鳥です。全長は僅か6-20cm。体重は2-20gと圧倒的に小さい鳥です。サイズ・重量感としては、空き缶より少し小さいぐらいをイメージすると良いかもしれません。世界最大の飛行鳥であるコンドルが、全長1.2mで体重が10kgを優に越えることを考えると、如何に小さな鳥かが分かるでしょう。

そんなハチドリのもう一つの特徴が鳥類随一の「ホバリング能力」です。他に世界でホバリングが出来る生物は、昆虫類と航空機を開発した人類ぐらいでしょう。彼らはどのように飛行し、どのようにホバリングしているのでしょうか?

前編では「トンボ・チョウ」、後編では「ハチ・ハチドリ」について取り扱っていきます。また、鳥類の飛行能力については「飛ぶために進化する鳥達」でまとめて扱っておりますので、他の鳥達について詳しく知りたい方はそちらもご覧下さい。

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地球温暖化の嘘は嘘だった? なぜ懐疑論が広まったのか? 最新の研究で高まった温室効果ガスの要因

地球温暖化は嘘だった。または、温室効果ガスなんて言うものは政府の陰謀。などなど、数々の懐疑論が展開される中、2013年9月に「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」によって「第5次評価報告書」が発表されています。

この報告書は、世界中から集められた数千人の科学者達が賛否両論含めた様々な議論を経て合同で作成したものです。大きな議論を生んだ第4次報告以降、懐疑論に対する検証も深く行われ、その上で新しい報告書が作成されました。

結果から言えば地球温暖化の懐疑論の大半が否定され、「地球温暖化は進行中」で、且つ「温室効果ガスなどの人為的影響」が確かなものになったということです。では、ほぼ完全に否定されたと思しき懐疑論は一体何故ここまで大きく取り上げられるようになったのでしょうか?

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飛べなくなった鳥達(3):水と共に生きる鳥(ペンギン、ガチョウ、フナガモ、など)

 「飛べなくなった鳥達」では、第一回で多くの飛べない鳥に共通する特徴を、第二回で地上の鳥を説明してきました。今回は、泳力を手に入れた鳥達である、フナガモ、ペンギン、ガチョウをピックアップしてみて行きたいと思います。

水上を走る様に泳ぐ能力を手に入れたフナガモ。
潜水能力を手に入れたペンギン。
本来は飛べる種だった雁を家禽化したガチョウ。

彼らは何故、、空を飛ぶことを捨てたのでしょう?そして、失った翼はどうなってしまったのでしょうか?

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飛べなくなった鳥達(2):地上で生きる術を見つけた鳥(ダチョウ、キーウィ、ニワトリなど)

前回、飛べなくなった鳥達に共通する特徴についてご説明しましたが、今回はその中でも地上で生きることを決めた鳥達についてご説明します。

世界一走るのが早い鳥、ダチョウ。
小型で素早く、ニュージーランドの国鳥とされるキーウィ。
家畜化され、世界で最も人に飼育されているニワトリ。

彼らはどのようにして飛ばなくなり、地上で生きるようになったのでしょうか?

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飛べなくなった鳥達(1):大地や水と共に生きる選択、得たものと失ったもの

別の記事で飛ぶ鳥達の特徴について調べてみましたが、実は鳥には飛べない鳥達も数多く存在しています。彼らは鳥としての特徴である翼や嘴などを持ち、確かに鳥としての外見を保っているものの、何故か飛べません。

地球上で空を飛ぶことが出来る動物は鳥達だけであり、空を飛べるというだけで多くの天敵に対して強いアドバンテージを持つことが出来ます。しかし、その空を飛べると言うメリットを捨ててまで、地上で生きる選択をした鳥がいます。

本記事では、そんな飛べなくなった鳥達について、迫っていきたいと思います。

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ニホンオオカミとは何だったのか?狼の再導入による生態系再構築に光

ニホンオオカミと言う狼をご存知だろうか?

1905年に発見されたのを最後に発見されなくなり、絶滅したとされる狼だ。日本以外では生息せず、北海道に生息していたエゾオオカミも絶滅したことで日本には狼がいなくなってしまった。

狼がいなくなったことで、狼を天敵としていた動物達が大繁殖し、日本における自然の生態系が大幅に崩れ始めている。生態系を取り戻すには狼を再び日本に導入するのが一番だが、そこには様々な問題が存在している。

最近のニホンオオカミの研究と共に、日本の本来の自然環境を再構築するためにはどうすれば良いのかについて考えてみる。

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飛ぶために進化した鳥達(後編):オオワシ、アホウドリ、ハチドリ・・・環境に応じて進化した鳥

前編では、鳥全般に言える翼の扱い方や羽ばたきの意味、羽根や身体の構造について触れましたが、ここでは特定の鳥の特徴に焦点を当てていきたいと思います。その中でも、翼の大きな大型種「オオワシ・アホウドリ」や、重さが数グラムしかない超小型種「ハチドリ」の普通の鳥との違いについて簡単に見て行きます。

大型種はその重量のせいで羽ばたきに必要なエネルギーが大きく、羽ばたける回数に大きな制限があります。一方、小型種の中にはその体の小ささを活かしてホバリング飛行を可能した種もいます。彼らはどのようにして、空を飛んでいるのでしょう?

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食べたら死ぬキノコ特集:「タマゴテングタケ・ドクツルタケ・カエンタケ・ドクヤマドリ・ニセクロハツ」

「派手なやつは毒がある」「地味な奴の方が危ない」「茎が縦に避ければセーフ」「虫が食べていれば毒がない」「どんな毒キノコも適切に加工すれば毒が抜ける」

などなど、数々の迷信で多くの人々を苦しめてきた毒キノコですが、腹痛や嘔吐、下痢で済めばまだ良い方。毒キノコの中には、少し食べただけでも死んでしまう種類も存在しており、キノコの毒性をなめては命に関わります。死ぬほどの毒性があるものはさぞ特徴的なのだろうと言うとそういうわけでもなく、普通のキノコっぽい毒キノコも存在します。

毒キノコ御三家と呼ばれたタマゴテングタケ、シロタマゴテングタケ、ドクツルタケに加え、カエンタケ、ドクヤマドリ、ニセクロハツについても簡単にご紹介します。これらの毒キノコは、全て少量の摂取で死に至る可能性が高い毒キノコです。

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飛ぶために進化した鳥達(前編):飛び方・体・翼に至るまで、飛行を追い続けた生物

鳥が空を飛ぶ原理を応用して飛行機の翼が作られたのは有名な話です。しかし、この記事では航空力学で扱うような揚力の原理やベルヌーイの定理などには触れず、空を飛ぶ鳥達の様々な工夫について取り上げてみたいと思います。

鳥は空を飛ぶことで外敵に対して圧倒的な優位に立ち、古くからの生存競争に勝ち残ってきた優秀な種族です。地球上で最も繁栄している人類ですら、空を飛ぶことに憧れ、制限はあるものの比較的自由に飛べるようになったのはここ百年の話。

彼ら鳥に比べれば、人類の空を飛ぶ技術と言うのはまだまだ及びのつかない世界といえます。何万年と空を飛び続けた鳥達の飛ぶ目的や飛ぶ環境に合わせた飛行における工夫とは、一体どのようなものがあるのでしょうか?

前編では、羽ばたきの理由や飛行に特化した体や羽根の特徴について触れていきます。

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