F35は本当に使える戦闘機なのか? 誤解を紐解くと意外な結果に -F35特集(3)

F35は連携することで力を発揮する戦闘機です。ステルス性が高いというだけではなく、ネットワークやセンサー類についてもあらゆる装備が施され、従来の戦闘機とは一線を画するものとなりました。

ところが、F35には色々な課題が残っていると言われています。ソフトウェアが不具合だらけとか、旧式機より遅いとか、お金がかかりすぎるとか、数えだしたらキリがありません。そこで、こうした疑問について検討してみようと思います。

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F35の戦い方やその特徴、器用貧乏でも連携で強いステルス機 -F35特集(2)

F35がとにかくなんでも詰め込もうとした戦闘機であることは前回解説しました。一見不可能に思えた戦闘機開発も何とか成功し無事F35は完成したわけですが、詰め込みすぎたツケはどこかで払わなければなりません。

本記事では、F35が獲得した能力によって「できるようになったこと」と「できなくなってしまったこと」について従来の戦闘機と比べながら「強み」と「弱み」に分けて解説していきます。

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F35の開発動機と無謀な目標、一体なぜ作られたのか? – F35特集(1)

旧式化したF4に置き替えられる形で自衛隊に配備されるF35。米国を始め多数の国々が参加した開発プロジェクトは様々な問題を抱えつつ長期化し、その開発費が上乗せされたことで機体の費用はかなり高額になりました。

また、様々な機種を1種類で代替できると謳われている一方で、戦闘機として中途半端な能力しかないと批判されるケースも多々あります。本シリーズではF35について詳しく解説していきますが、まずはF35が開発された背景と獲得した能力について簡単に説明していきます。

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ステルス機を見つけるための4つの方法、レーダーと電波を巧みに活用する – ステルス(4)

レーダーによる早期発見を防ぐステルス性を備えた兵器が航空機・船舶・車両と領域を問わず開発されるようになりました。このままだとレーダーで発見するよりも目で見た方が早いなんて時代が来るかもしれません。しかし、ステルス兵器の進歩と同時にステルス兵器を発見するための技術も進歩し続けています。

水中に潜る潜水艦はともかく、船舶や航空機であれば少なくともレーダー波は届きます。また、大気で多少散乱してしまうとはいえ赤外線による探知も有効です。レーダー波を巧みに操って反射波を抑えているとはいえ、障害物の何もない大空を飛ぶステルス戦闘機を見つけられないわけがありません。本記事では、ステルス兵器を発見するための技術を4つご紹介していきます。

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レーダー波の吸収・反射を極めたステルス航空機のしくみ-ステルス(3)

航空機を見つける最も有効な手段は電波を放つレーダーを使うことですが、このレーダーの仕組みを理解し、きちんと対策を取ればレーダーに見つからずに目的地に近づくことが出来ます。このレーダーに対するステルス性を高めた航空機がステルス航空機です。このステルス航空機が次世代の戦闘機として注目されていますが、その仕組みについてはそれほどきちんと理解されていません。

熱や可視光で航空機を見つける事もできますが、本記事では電波に対するステルス航空機の技術について、軍事技術にも詳しくない方にもわかりやすい様に説明していきます。

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レーダーから隠れる多彩な方法、電波から隠れるステルス技術は一つじゃない – ステルス(2)

ステルス技術と言えば、「対レーダー」というのはもはや当たり前になりつつあります。一昔前であれば、敵から姿を隠すための手法は光学的な欺瞞方法だけで、やることと言えば背景に合わせて機体に色を塗る程度です。しかし、レーダーが進歩してからは如何にレーダーに発見されないかがステルス技術の鍵になり、様々な技術が考えられてきました。

レーダーから隠れると簡単に言うものの、一体どのようなメカニズムでレーダーから姿を隠しているのでしょうか? レーダーから隠れるために使われる様々な技術についてご紹介していきます。

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