朝眠いけどなかなか起きれない。そんな人は多いでしょう。皆さんスマートフォンの目覚ましアプリを使ったり、目覚まし時計を買ったりするわけですが、簡単に起きれる人は簡単に起きれる一方で、起きれない人は全く起きれません。最近では様々な目覚ましガジェットが作られるようになっており、変わったものも沢山あります。
そこで本記事では、「体に直接的な刺激を与える目覚ましガジェット」をテーマに面白い目覚まし時計を紹介していきます。中には「電気ショックを与えるもの」や「体を無理やり起こすもの」もあり、「これなら絶対に起きる!」というガジェットもあります。ちょっと値が張りますが、それだけの価値はありそうですよ。
「Pavlok」-電気ショックで人を起こす究極のウェアラブル
このPavlokは「電気ショック」を活用して人を起こすとんでもないウェアラブル目覚ましグッズです。海外では革新的な商品としてよく知られていますが、日本では輸入販売がようやく始まったばかりであり、あまり知られていません。
このガジェットの制御はBluetooth接続によってスマホアプリ(iPhone, Android対応)で行うので、スマホに詳しくないと使いにくいかもしれません。今のところは輸入製品なので説明書もアプリも英語になっています。そのため後述する「やすらぎ100」のようにお年寄りでも誰でも使えるという商品ではありません。価格は「30,000円」前後と少々高めです。
Pavlokの機能としては3種類。
「バイブレーション」「アラーム」「電気ショック」のみ。
使い方は色々あるようですが、目覚ましに使う場合の基本的な流れは以下のようになります。
- 時間になったらバイブレーションで静かに起こす。
- それでも起きなかったらアラームで知らせる。
- 断固として起きないつもりなら最大150ボルトの電気ショック。
設定の仕方次第ではいきなり電気ショックもできるようです。電気ショックは非常に強力で、「バイブレーション」や「音」に気づかないという人でも絶対に起きるレベルらしいです。
また、元々「悪習慣を絶ちたい」という時に使うために作られているため、電気ショックはマニュアルで発生させる事も可能。「パブロフの犬」の条件反射を活用して悪習慣を止めさせる手法ですね。辞めたい習慣があり、それをやってしまった時に「マニュアルでビリビリ」ってする使い方のようです。
実際に成功した事例としていくつか紹介されていました。
- 気がついたら甘いものを食べてしまう習慣
- すぐにタバコを吸ってしまう習慣
- ちょっとした時に爪を噛む習慣
などなど。基本的には自分自身が「やってしまった」と感じた時に使うものです。
つまり、これを朝起きるときに使うことで「二度寝の習慣が無くなる」のです。
「バイブレーションが鳴り、アラームが鳴ったら電気ショックが来る」と条件反射で覚えてしまうと、その前に起きようとします。その習慣が身につけば、後は電気ショックが無くても起きられるようになるという寸法です。目覚ましガジェットというよりは「二度寝する習慣を無くすためのガジェット」考えるべきかもしれません。
ちなみに、これを子供につけて親がアプリを操作すれば子供の習慣を改善できるんだとか。そんな使い方はさすがにどうかと思いますが、自分自身に使う分には問題無さそうです。
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ちなみに、電気ショックだけで良いんだけど・・・という人は安価なパーティーグッズをどうぞ。
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– いたずらグッズ ビリビリマジック
「やすらぎ100」-JRや消防署で使われている本格派の起床装置
定刻起床装置「やすらぎ100」は、JRの乗務員宿泊施設や消防署などで使われている性能は折り紙つきの起床装置です。なんとこれは、背中を空気で押し上げて無理やり体を起こしてくれる目覚ましガジェットなっています。
価格が「99,000円」と非常に高価ですが、「音がでない」「確実に起きる」「睡眠に影響が出ない」という点で大きな強みがあり、販売は楽天市場経由の「JR東日本商事いいものステーション」で行われています。JR自らが予備に仕入れているものを販売しているのでしょうか?
これは元々業務用に作られたものですが誰でも購入が可能です。
さて、機能の説明に入りましょう。「やすらぎ100」は機能としては比較的シンプルとなっており、パーツは3つに分かれています。
上の写真の中で、青い枕のような部分が「空気が入って膨らむ空気袋」、右下の白い箱が「空気を送り込む送風機」、右上のテーブルに置いてあるものが「時間をセットする制御タイマー」です。
大きさとしてはかなり大掛かりな装置であることが分かります。ベッドや机の下に入れて使う形になるでしょうが、部屋が狭いと場所を取りそうですね。
使い方としては、タイマーをセットし空気袋を背中に敷いて寝るだけです。空気袋は空気が入っていない時はただの布ですし、気にならないでしょう。気になる人はシーツの下に入れるのも良いかもしれません。
時間になれば空気が入って無理やり背中を押し上げてくれます。9秒間隔で空気が入って抜けるを繰り返すので、どう頑張っても寝てはいいられません。アラームなどは一切ついておらず、他の人を起こしたくない時や耳が遠い人には特に助かります。
価格が9万円もするのでそうそう手が出ない代物ですが、使い方が簡単で代替できるものもそうそうありませんので、欲しい人はいるのではないでしょうか?
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「シェイクン・ウェイク」-アプリも電気ショックも使わない安価なガジェット
電気ショックはやり過ぎだし、業務用の高価な起床装置を買う余裕もない。そんな方には「シェイクン・ウェイク」なんてどうでしょう?
価格は「4,000円」前後と今までご紹介したものの中では安価ですし、操作は腕時計型のガジェットを操作するだけなのでアプリなども必要ありません。誰でも簡単に操作できる目覚ましガジェットです。
機能としてはこれもシンプル。タイマーをセットすれば、その時間に合わせてバイブレーションで起こしてくれるというもの。
バックライト付きなので時計としても使えますし、リストバンドは取り外しが可能なので、目覚ましとしてだけではなく、普段使いの手軽なタイマーとしても使えます。近くにいる人を起こすこともなく、非常に静かに起きられるでしょう。
スヌーズ機能も搭載していて、音の出るアラーム機能も使いたければそれも選べるようになっています。目覚ましガジェットとして必要な機能は全て備えていると言って良さそうです。
言ってみれば、これはバイブレーション付きのタイマーにリストバンドを付けただけでの代物ですので、特別なものでは一切ありません。感覚的にすぐに使えますし、購入を躊躇うほどの価格でもないでしょう。
もちろん、「やすらぎ100」や「Pavlok」に比べると本当にこれだけで起きられるのかと心配になります。実際に使った方の中でも、振動が弱いと感じる人はいるようです。効果はそれぞれというレベルですが、試してみる価値はあるでしょう。
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「Sleeptracker」-眠りの浅い時に起こしてくれるハイテク腕時計
眠いには「浅い時間」と「深い時間」があります。「Sleeptracker」はそれを検知して音とバイブレーションで起こしてくれます。
アラームにリストバンドをつけただけの見た目だった「シェイクン・ウェイク」とは違って、こちらは完全に腕時計という見た目なので普段からつけっぱなしにしていてもさほど気になりません。
価格は「20,000円」前後。起こし方は「バイブレーション」と「アラーム」だけというオーソドックスなものですが、その目玉はなんといっても「加速度センサー」による睡眠計測機能です。
人には眠りの深い「ノンレム睡眠」と眠りの浅い「レム睡眠」があります。その周期は大体一定ではありますが、その日のストレスや疲れによって微妙に周期やタイミングが変わってきます。それを「ノンレム睡眠特有の体の動き」や「レム睡眠特有の体の動き」から「Sleeptracker」が検知し、起きたい時間が近づいてきたらアラームとバイブレーションで起こしてくれるのです。
眠りが浅いタイミングで起こしてくれるので目覚めはすっきりとしていますし、寝起きの不快な感覚が和らぎます。
バイブレーションとアラームだけなので人によっては刺激が弱いと感じるかもしれませんが、それでも眠りが浅い時間に作動してくれる分、起きやすいのではないでしょうか。
「Pavlok」が強引に電気ショックで起こすのに対して、「Sleeptracker」は眠りの浅い時間にバイブレーションで優しく起こすというのは、どちらも体に取り付けるタイプの目覚ましガジェットとしては対象的です。
また、「Sleeptracker」には自分の眠りの周期を記録してくれる機能もついていて、パソコンにデータを送ることで自分がどのように眠っているのかを把握する事ができます。眠りが浅い日もあれば深い日もあるでしょう。これをチェックしながら生活改善を行なっていくことで、眠りの質を良くしていくこともできるかもしれません。
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いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したのは体に直接取り付けて刺激を与えてくれる目覚ましガジェットでしたが、まだまだ他にも沢山の目覚ましガジェットがあります。他にどんな目覚ましガジェットがあるのかが気になる方は、以下のリンクもチェックしくてみてください。