「小腸の栄養吸収」:吸収の絨毛と消化の腸液、空腸と回腸の違いとは?-消化器官のしくみ(6)

前回の記事では、十二指腸の機能について扱いました。短い器官でありながら、食物の流入と同時に強力な消化液である膵液を分泌すると言うのは、その後に食物が流れる小腸において非常に重要な役割を果たします。

小腸といえば消化吸収を行う、全長数メートルに及ぶやたらと「長い」器官です。そして実は、「消化」においては最終工程を担当する器官でもあります。一方、小腸に続く大腸では「消化」は殆ど行われません。吸収においても、小腸で大半の栄養素が吸収されるようになっています。

小腸は一般に「空腸」と「回腸」分けられますが、これらについてもご説明していきます。

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