「胃と胃酸」:胃液と消化酵素、胃が溶けない理由とは?-消化器官のしくみ(4)

で噛み砕かれ、唾液に混ぜられ、咽喉と食道を通った食べ物は遂に胃へとたどり着きます。

胃というのは、体内の中でも非常に異質な場所と言えます。というのも、胃で分泌される胃酸は人体そのものを破壊するほど強力な酸を持っていて、微生物や食物を胃酸や胃から分泌される酵素などで分解します。

胃があるから人は食べ物を消化でき、食物内の微生物や細菌に侵されずに安心して食べ物を食べられるのです。そんな胃のしくみについて、簡単にご説明していきましょう。

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「食道と咽(喉)」:何故食べ物が詰まるのか?気管と繋がっている理由とは?-消化器官のしくみ(3)

口で噛み砕かれた食べ物は、唾液に混ぜられ食道に流し込まれます。ところで、食道と言うのはただ食べ物が通るだけの管と言うだけなのでしょうか?水道管の様に中空の管が口から胃まで伸びているだけでしょうか?

それは違います。食道には筋肉があり、食べ物を能動的に胃に送ることが出来ます。にも関わらず、食べ物は喉や食道の途中で詰まることがあります。さらに、食道を通るのは食べ物だけですが、口と食道と繋ぐ「のど」の部分では吸った空気が通れる様になっています。

ちなみに、「のど」には、「喉」と「咽」で二つの字が当てられていますが、それぞれ意味が少し違います。知っているようで知らない「のど」や食道、一体どうなっているのでしょう。

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