マインクラフトが与える教育のメリット
マインクラフトのゲーム性は、子どもたちに教育面で多くのメリットを与えています。
たとえば以下のようなポイントは、マインクラフトがもたらすメリットになるでしょう。
・子ども同士のコミュニケーションを促す
マインクラフトはさまざまなプレイスタイルが考えられるゲームなので、子ども同士のコミュニケーションを促すきっかけになるというメリットがあります。
「こんなプレイが楽しかった」「こんなときにどうすればいいのかわからない」
そういったゲーム体験を軸に、実際のコミュニケーションが行えるのです。
複数人の同時プレイが可能なゲームでもあるため、共同作業に向いている点もメリットになります。
・ゲーム内に指示がないので想像力が高まる
マインクラフトはプレイ中における最適解がなく、やるべきことが指示されません。
そのため子どもは自分で「何をするのか」を考えることになり、結果的に想像力を鍛えられるのです。
自然と想像しながらゲームを進められる構成もまた、マインクラフトのメリットになります。
・子どもの理解度によってできることが増えていく
マインクラフトは単純にブロックを積木のように積み上げていくだけでなく、回路を組み合わせて自動装置を作ったり、複雑な建造物を作成したりできます。
子どもの理解度が深まるほどにできることが増えていくので、子どもは達成感と自分の成長を実感することができるでしょう。
子どもの年齢に合わせて学習内容をグレードアップさせていけるため、長く学習教材として機能します。
子どもも慣れ親しんだゲームであれば抵抗なく学習を続けられることが予想されるので、使い方によっては非常に有効な学習プラットフォームになるでしょう。
マインクラフトはコロナ禍の自宅学習にも役立つ
マインクラフトは、今のコロナ禍の世の中においては自宅学習のためにも使えます。
自然の中で生きることを考えるマインクラフトのゲーム性は、自宅にいながら子どもに知識と刺激を与えるきっかけになります。
暴力性や非道徳な要素はほとんどないので、安心してプレイによる学習を進められるでしょう。
導入コストが低い点も特徴で、スマホ版のマインクラフトであれば1,000円以下で購入することができます。
その他にも、PS4、ニンテンドースイッチ、パソコンなどでも購入できるので、自宅にある端末に合わせることが可能です。
家庭ごとの学習格差が起こりづらいという点でも、マインクラフトは自宅学習向きだと言えます。
コロナ禍では学校だけでなく、家庭での学習サポートも求められるケースが増えると予想できます。
そんなときには娯楽と勉強の両方を担ってくれるマインクラフトが、優秀な自宅学習として機能するでしょう。
ゲームがこれからの時代の学習を支える可能性
マインクラフトは、元々は純粋なゲームとしてデザインされたものでした。
それが今や教育の一環として取り上げられるまでになっていることから、今後もゲームによる学習サポートは増えていく可能性があるでしょう。
小学校ではプログラミング教育の必修化が決まり、これから本格的に新しい教科として導入されることになっています。
そういった状況において、ゲームというテクノロジーの結晶は優秀な学習装置となることに期待できます。
子どももゲームであればとっつきやすいため、強制的に勉強をさせるよりも高い効果に期待できるかもしれません。
コロナ禍における自宅での学習方法を考えるときには、マインクラフトという選択肢も候補に入れてみてはいかがでしょうか。