マッコウクジラ、大型哺乳類最強の潜水力!ダイオウイカをも食らうその生態に迫る

マッコウクジラといえば、その特徴的な頭部が印象的だ。同じハクジラ類(歯のあるクジラ)に分類される、シャチやイルカとは明らかに違った四角い頭部。クジラというより、人間の作った潜水艦の形にも似ているかも知れない。

それもそのはず。マッコウクジラは海棲哺乳類の中でも潜水能力に特化したクジラであり、特徴的な頭部は超音波を発するソナーとしての役割がある上に、重さを調節して沈降と浮上を助けるバラストとしての機能もあるらしい。

20メートル以上の大きさを持ち、深海を自在に泳ぐことができるのは潜水艦の他には、マッコウクジラしか存在しないだろう。ただし、マッコウクジラの最大深度3000メートルにまで到達できるのは、深海探査艇ぐらいだ。そんな深海の王者、マッコウクジラの潜水能力の秘密に迫っていきたい。

[—続きを読む—]

うなぎの生態と今後の展望、なぜ養殖が進まず、絶滅危惧種になったのか

国際自然保護連合(IUCN)によって、ニホンウナギが絶滅危惧種(レッドリスト)に加わった。

これが取引規制や漁獲量規制に直結するものではないものの、国際取引を規制する条約である「ワシントン条約」によって、規制される可能性が高まった。条約そのものの拘束力は無いが、日本には「種の保存法」と呼ばれる、条約を順守し野生動物を保護するための法律が存在する。条約により規制されれば、日本でも当然規制が行われる。

確かに日本人は鰻をよく食べるが、鰻は贅沢品であり、日本以外で大量に食べる国も少ない。そんな中、なぜ鰻の数が減り、絶滅危惧種にまでなってしまったのだろうか?

[—続きを読む—]

夏だ!昆虫採集だ!昆虫の習性を理解し、手軽に虫を捕まえよう

夏と言えば、昆虫採集。なんていう人はめっきり少なくなった様に思えます。

虫に興味が無い人なんて論外でしょうし、興味があっても、都市圏では虫が取れるような林も少なくなってきたかもしれません。それでも、暑いからと一日中家に篭ってばかりでは、心身の健康に悪そうです。養老孟司さんも、「昆虫採集で”正気”に戻ろう」と言っています。

虫の生息域は少なくなっていますが、その分、小さな林にも、虫はちゃんと生息しています。生き物を大切にするための子供の学習やご自身の運動も兼ねて、昆虫採集はどうでしょう?虫の習性をよく理解すれば、大げさな装備なんて入りません。家にあるものや、ちょっとした道具で昆虫採集は出来てしまうんです。

[—続きを読む—]