新着記事

スペースデブリはどうすれば良い?宇宙時代のゴミ問題、デブリの発生原因とその対策

民間宇宙開発が近年になって存在感を増しています。イーロン・マスクのスペースXはインタープラネタリー・トランスポート・システムという宇宙飛行システム構想を発表し、ゆくゆくは有人火星飛行へと着手する計画です。これ以外にも小型人工衛星の打ち上げプロジェクトが世界的に拡大するなど、宇宙空間の活用はどんどん活発になっていくでしょう。しかしその前に、考えるべき大問題があります。

それは宇宙の「ゴミ問題」。スペースデブリと呼ばれる宇宙ゴミは、地球上のゴミ問題に負けず劣らず看過できない重大事なのです。

[—続きを読む—]


F35は本当に使える戦闘機なのか? 誤解を紐解くと意外な結果に -F35特集(3)

F35は連携することで力を発揮する戦闘機です。ステルス性が高いというだけではなく、ネットワークやセンサー類についてもあらゆる装備が施され、従来の戦闘機とは一線を画するものとなりました。

ところが、F35には色々な課題が残っていると言われています。ソフトウェアが不具合だらけとか、旧式機より遅いとか、お金がかかりすぎるとか、数えだしたらキリがありません。そこで、こうした疑問について検討してみようと思います。

[—続きを読む—]


F35の戦い方やその特徴、器用貧乏でも連携で強いステルス機 -F35特集(2)

F35がとにかくなんでも詰め込もうとした戦闘機であることは前回解説しました。一見不可能に思えた戦闘機開発も何とか成功し無事F35は完成したわけですが、詰め込みすぎたツケはどこかで払わなければなりません。

本記事では、F35が獲得した能力によって「できるようになったこと」と「できなくなってしまったこと」について従来の戦闘機と比べながら「強み」と「弱み」に分けて解説していきます。

[—続きを読む—]


モノのボットネット、自分がサイバー犯罪の「加害者」になる? IoTセキュリティーを考えるべき理由

ワイヤレスWebカメラやスマホで開閉できるスマートロック、そしてAmazon Echoに代表されるスマートスピーカーなど、インターネットにつないで使えるIoTデバイスは確実に普及してきています。

とはいえ、暮らしが便利になると楽観ばかりもしていられません。セキュリティー会社はこぞってIoTデバイスのセキュリティーについて警告を発しています。IoTデバイスへのハッキングは、自分が使っているデバイスのデータを抜き取られるだけでなく、大規模なサイバー攻撃へ知らず知らず加担するという結果にもつながりうるのです。

本記事では、IoTデバイスを脅かす「モノのボットネット」について、それがどういうものなのか、そしてどのような対策ができるのかを解説していきます。

[—続きを読む—]


F35の開発動機と無謀な目標、一体なぜ作られたのか? – F35特集(1)

旧式化したF4に置き替えられる形で自衛隊に配備されるF35。米国を始め多数の国々が参加した開発プロジェクトは様々な問題を抱えつつ長期化し、その開発費が上乗せされたことで機体の費用はかなり高額になりました。

また、様々な機種を1種類で代替できると謳われている一方で、戦闘機として中途半端な能力しかないと批判されるケースも多々あります。本シリーズではF35について詳しく解説していきますが、まずはF35が開発された背景と獲得した能力について簡単に説明していきます。

[—続きを読む—]


海洋温度差発電で電気とレアメタルをまとめて収集!これがホントの再生可能エネルギー!

クリーンエネルギーが都市の電力需要にどれだけ答えられるかという課題は、再生可能エネルギー普及に関して重要なポイントです。風力や太陽光発電は風や日照の有無で発電量が変動する不安定さがあり、導入のためにはさまざまな工夫が必要となるでしょう。

そうした不安定さを解消した再生可能エネルギーの研究が沖縄県で進められています。海洋温度差発電と呼ばれるその技術は、フルに活用すれば日本全体の電力需要に答えられるポテンシャルを秘めているものです。

本記事では、海洋温度差発電の仕組みについて、また発電だけにとどまらない様々な活用法について解説していきます。

[—続きを読む—]


未来の通貨?ビットコインの主な使われ方とそのしくみ

ビットコインの価格が今年初めて1万ドルを超えたことから、仮想通貨への注目度が高まっています。これはバブルであると断ずる意見もあれば、価格はこれからも上がるという意見まで侃々諤々のありさま。

しかし、基本的にビットコインとは支払いの手段として使える「通貨」なのです。通貨であるからには、値動きを見張って売買して利ざやを得る以外の使い途があるもの。本記事では、ビットコインがどのように使われているか、またビットコインと従来の通貨の重要な違いを見ていきます。

[—続きを読む—]


タコの知能と町づくり-群れは生物に何をもたらすのか?

2017年9月、何匹ものタコが集まって暮らす「町」が発見されたという調査報告が発表されました。タコは本来単独行動をする生き物です。それが群れで集まって集団生活をしているという調査報告は驚きをもって迎えられました。タコたちはどのようにして社会的行動を学んだのでしょう?

それに迫るべく、タコの知能について、タコたちが作った「町」について、そして生物が群れで集まって暮らすことの利点について探っていきましょう [—続きを読む—]


液体呼吸の仕組みとその活用法、LCLにはどんな意味があったの?

液体呼吸とは、気体ではなく液体で行う呼吸のことです。「ああ、魚がやっているエラ呼吸のことね?」とすぐに思いついた方は理解が早いです。エラ呼吸は水に含まれる酸素を取り込み、二酸化炭素を水に溶かして吐き出す呼吸です。

しかし、わざわざエラ呼吸ではなく「液体呼吸」と言う場合、普段は気体で呼吸をしている生物が行う液体による呼吸の事を意味します。現実世界では想像が難しいかもしれませんが、アニメ「エヴァンゲリオン」のLCLや映画「アビス」で液体呼吸を行う場面が登場していますね。この液体呼吸が一体どんな仕組みで行われているのか、なぜそんな呼吸をする必要があるのかについて簡単にご説明しましょう。

[—続きを読む—]


ホルモンとは?種無しブドウが教えてくれるその重要性

ホルモンとは何かご存知ですか? 実は色々なものをホルモンと呼ぶことがあるので、一言で答えられる人はいないはずです。ホルモンと聞いて肉を思い浮かべても正解ですし、女性ホルモンや男性ホルモンも正解です。環境ホルモンなんかも時々耳にするのではないでしょうか。

肉のホルモンは除き、ホルモンというのは生き物に作用する一種の「情報伝達物質」です。情報伝達と言うと電気信号などのイメージがありますが、ホルモンとやらは情報伝達によって一体何をするのでしょう。その答えを1番分かりやすい形で表しているのが実は「種無しブドウ」です。ホルモンの正体と種無しブドウの関係について、本記事では簡単に解説していきます。

[—続きを読む—]