昆虫食が広まっている?昆虫を食品に使う利点とビジネス展開

人類が文明化する以前には、採集が比較的容易な昆虫はタンパク源として広く活用されていました。現代の日本でも、ハチノコやイナゴの佃煮といった郷土料理にその名残が見られます。

現代社会では畜産や物流の発達に伴い、食肉や豆類など昆虫以外のタンパク源が日常的に手に入るようになりました。そのため、先進国に住んでいるなら昆虫を食べる必要性は高くはありません。それにも関わらず、近年になって昆虫食が注目を集めています。

調査研究や実験段階をすでに過ぎて、現在ではいくつものベンチャー企業が昆虫由来の食品を人間の食用に販売しています。この記事では昆虫食の利点や、活用が期待される分野、そして既存の昆虫食ベンチャーについて紹介していきます。

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「コンテンツは無料という思想」と「タダで提供されているという空想」

著作権を侵害しているとして、いくつかの違法サイトがブロックされました。これが著作権を守るためのアプローチとして正しいかどうかの議論も始まりましたが、注目すべきは違法サイトの利用者の反応です。

全てが全てではないのでしょうが、違法サイトだからブロックされたにも関わらず「コンテンツが無料で手に入るのが当たり前」という認識を抱くユーザーが一定層存在することが明らかになりました。そして、これは違法コンテンツの提供者も自身の活動を正当化する名目に使っており、ある種の「思想」になってきたとも言えます。そこでこうした思想の元になった「無料で提供されている」という空想について考えてみましょう。

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クラウドファンディングとの付き合い方 ―『Yogventures!』から何を学ぶか―

Kickstarter―――――
それはパトロネージュと
インターネットをくみあわせた
まったくあたらしいサービス・・・

クラウドファンディングという言葉がこの1、2年でたびたび耳に入るようになってきた。
特に著名なサービス提供者といえばKickstarterだろう。

クリエイティブなプロジェクトの支援を行うという理念の元、少額の寄付を多くの人から集める場を提供するクラウドファンディングのさきがけとして、映画、絵画、彫刻、ゲームなど、さまざまな作品制作に寄与してきた。
気をつけたいのは、あくまでこの資金集めは寄付にであるという点だ。
Kickstarterの規約上、プロジェクトの目標額が集まらなければ寄付したお金は帰ってくるが、目標額が集まってから何か問題があってプロジェクトが没になった場合はどうにもならない。

ごく最近、その「どうにもならない」事例が発生し、にわかに紛糾をみせている。

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