そうりゅう型潜水艦は、ドイツの216型やフランスのシュフラン(バラクーダ)級に勝てるのか?

オーストラリアが自国の通常動力型潜水艦「コリンズ」級の代替艦として、日本・ドイツ・フランスの潜水艦を候補に上げている事が話題になっています。

その中でも日本が最も有力とされていることについては、別の記事にて説明しました。しかし、対抗馬に挙げられているドイツやフランスと言えばどちらも強力な軍隊や技術力を持った潜水艦先進国。

ドイツの対抗馬は「216」型潜水艦で、フランスの対抗馬は「シュフラン(バラクーダ)」級原子力潜水艦を通常動力型に変更した型となります。はたして、日本のそうりゅうはこれらの潜水艦に勝てるのでしょうか?

[—続きを読む—]

海上自衛隊(1):海上艦艇の艦種とその任務、護衛艦隊の存在意義とは?

そうりゅう型の特集で日本の誇る最新鋭潜水艦について触れ、潜水艦乗りの特集では潜水艦の戦い方についてご説明しました。

しかし、潜水艦と言うのはあくまで海上戦力の一つに過ぎません。自衛艦の艦種でみても水上艦の方が圧倒的に多く、公開演習や日米合同演習などの映像を見ても、(潜っているので)その姿はどこにもありません。

そもそも日本は四方を海に囲まれていますが、広大な海の平和を守るには潜水艦だけでは全く足りないのです。そこで、自衛隊がどのようにして日本の海の平和を守っているのかについて、初心者にも分かるように簡単にご説明していきたいと思います。

[—続きを読む—]

スターリングエンジンとは?そうりゅう型潜水艦のAIP推進機関は何故燃料電池ではないのか?

そうりゅう型潜水艦のAIP(非大気依存)推進機関には、スターリングエンジンと呼ばれる珍しいエンジンが発電機として搭載されています。

このエンジンは非常に燃費が良く、省エネで排気ガスも少ないエコロジーなエンジンとして近年注目され始めています。しかしその反面、パワー不足やエンジンの大型化などの問題を抱えており、未だに広く普及していません。

そうりゅう型潜水艦でも当初は燃料電池を搭載しようとしていたほどで、スターリングエンジンの採用はある意味仕方なく搭載しただけに過ぎませんでした。現場でもやたら場所を取る割には出力が出ないので使い勝手が悪いと言う不平も上がっているとか。

日本の自動車には燃料電池を搭載している車が既に存在し、ドイツの潜水艦でも燃料電池が採用されています。日本の潜水艦にも搭載できそうなものですが、では何故そうりゅう型には燃料電池ではなくスターリングエンジンが搭載されたのでしょうか?

[—続きを読む—]

そうりゅう型潜水艦の性能と任務、日本の四海に潜み外敵を撃つ海自の切り札

そうりゅう型潜水艦が世界最高峰の通常動力型(原子力ではない)潜水艦として話題になっているが、その性能というのはどれほどのものなのだろう?

海自の潜水艦はその存在の重要性の割には、イージス艦や空母などの影に隠れイマイチ存在感がない。潜水艦なので海で存在感が全くないのは構わないのだが、陸の上・・・ひいては国民の心の中にも存在感が無いのは残念なことだったりする。

海自と言えば「イージス艦」ですが、そもそもイージス艦と言うのは米国が開発したシステムを使わせてもらっているだけで日本独自の兵器ではありません。しかし、海自のそうりゅう型は日本の技術を結集させた紛れも無く日本独自の最新兵器です。

本記事では、海上では最強のイージス艦ですら恐れる海自の最新型潜水艦について説明していきます。

[—続きを読む—]

そうりゅう型潜水艦の何がそんなに凄いのか?豪州が日本製に拘る理由とは?

オーストラリアが日本の潜水艦を買うかもしれないとにわかに話題になっている。実現すれば、戦後初の本格的な完成品の兵器輸出となる。今まで部品や技術の提供はあっても、こう言った完成品の輸出契約は結ばれてこなかったからだ。

しかし、日本国内からは独自技術の機密が外部に漏れる可能性を考えて懸念の声が上がり、豪州国内では国内の防衛産業の雇用が失われると強い批判が上がっている。代替案として考えられているのは、欧州の潜水艦を自国でライセンス生産すると言うもので、自国生産であれば国内の雇用が保たれる。

それでも豪州政府は日本のそうりゅう型潜水艦を輸入するのが最善だと考えているようだ。何故、オーストラリアは自国の産業を犠牲にしてまで日本のそうりゅうに拘るのだろうか?

[—続きを読む—]

特許は全て会社のもの,特許法の職務発明に大幅転換。企業と社員、どちらが大切?

特許庁は、職務発明で得た特許の権利は今までは社員のものとしていた特許法を、「会社のもの」と明記する法改正へ向けて本格的に動き始めた。来年の国会に向けて提出される改正案では、「特許報酬などの規定に関わらず、職務発明の特許は会社の所有」と定められることになる。

青色発光ダイオードの開発者が起こした訴訟から10年が経ち、研究者が自身の権利を積極的に主張し、労働者を酷使する企業に対する戦いが激化する中、この特許法の改正は事実上労働者の敗北と意味することになる。

中韓への流出が懸念されている世界第二位の国際特許出願数を誇る日本の技術は、これからどうなってしまうのだろうか?

[—続きを読む—]

信号機の無い環状交差点ラウンドアバウト、改正道交法が施行。ルールはご存知?

信号機の無い交差点って見たことありますか?
ええ、そうですね。地方の田舎道の交差点とかには、信号機無かったりしますよね。

ですが、ラウンドアバウトと言う交差点は、交通量が比較的多く、さらに事故の危険性が高い場所に設置されます。場合によっては、車線が5つや6つ合流しているような交差点に設置されるんです。まさか、と思う人もいるかもしれませんが、「ラウンド」「環状」というのが示す様に、この交差点は円形なんです。

その円形の交差点を通行する際に守らなければいけない道交法が2014年9月1日から施行されました。
皆さんルール、分かっていますか?

[—続きを読む—]

ギャンブル依存が世界でもトップクラスの日本、カジノ法案は本当に大丈夫なのか?

厚生省の調べで、日本にはギャンブル依存症の成人が536万人いることがわかった。実に、成人全体の4.8%に当たる割合は、世界でもトップクラスの数字だ。米国が1.58%、韓国が0.8%と言う数字に比べると極めて多い数字と言える。

この536万人という数字は厚生省の研究チームが全国の4000人の成人にアンケートを取って調べた結果から推測したもので、実際に病院などで依存症と診断された人の数ではない。ギャンブル依存の診断方法も様々で、症状も重度のものから軽度のものまで非常に幅広く、実際に生活に影響が出るレベルの依存症を抱えている人口ははるかに少ないだろう。

そんな中、安部総理が進めようとしている2020年の東京オリンピックに向けたカジノ法案が槍玉に上がっている。ただでさえギャンブル依存の多い日本で、外国人をターゲットにした巨大なカジノ施設など本当に作ってよいのだろうか?

[—続きを読む—]

仕事にやりがい、感じてますか?満員電車に揺られ、眠れない都会人

ビジネス向けSNSを有するLinkedInが、世界26ヶ国の正社員1万8千人に仕事のやりがいについてアンケートを取った。その結果、日本人は世界で最も仕事にやりがいを感じていないと言う結果が出ました。

さらに、他国の労働者と比較して、日本人は「仕事のやりがい」を転職の際にかなり重要視する傾向がありました。つまり、日本人は仕事選びにおいてやりがいを重視し、仕事の中でそれが満たされていない割合が多い。ということになります。

これは現在仕事に就いている人を対象にしたアンケートですので、日本人が元々やりがいを求める人種だからこうなっているのか、それとも単に労働環境が劣悪だからなのかは分かりません。しかし、他の国に比べてやりがいが無いと感じている人が多いのは間違いないようです。

一体、日本では何が起こっているのでしょう?

[—続きを読む—]

道徳教育の充実と少年犯罪の防止、モラルを教える物語の力

文科省は佐世保女子高生殺人事件を受け、文科省は道徳教育の強化が急務だとして、骨子案を作成しました。中には、今までは教科として扱われていなかった道徳教育を「教科」、すなわち国語や社会等と同様に扱うことなどが含まれています。

確かに、未成年による重犯罪の多くに、少年少女のモラルの欠如が見られます。
子供たちは大人に比べて精神的に未成熟であり、善悪の区別がつきません。そのため、犯罪と遊びの境界が曖昧で、さらに犯罪の中でも度を超えたものとそうでないものの区別が付かない傾向があります。

人を傷つけることが何故いけないのか?人を殺すことが何故いけないのか?遺体をバラバラにすることが何故いけないのか?

道徳教育でそれらを教えることが出来るのでしょうか?

[—続きを読む—]