ヘンプとは何か? マリファナとは違う「麻」の有効活用で広がる産業

麻薬戦争という言葉に象徴されるように、この数十年の間でドラッグの生産・流通は厳しい規制と罰則が敷かれてきました。

その一方で、マリファナに関しては規制緩和の動きが少しずつ見え始めています。2018年10月には、カナダで娯楽用マリファナが合法化。全国規模での合法化は、ウルグアイに続いて世界で2番目です。これは昨年センセーショナルなニュースとして世界を駆け巡りました。

一方で、マリファナとはコインの裏表とでも言うべきものもまた、世界経済の中で存在感を強めています。それこそが、同じアサ科の植物から作られるヘンプという農産物。今回の記事では、ヘンプとは何か、そして産業界と経済界におけるヘンプの立ち位置について見ていきます。

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人であふれかえる世界の刑務所 その原因と対策に迫る

金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者に関する報道で、フランスのメディアは日本での拘置所の環境を「地獄のようだ」と批判しました。それに伴い、日本の拘置所の状況は世界的に見て悪いものなのでは?と話題になりました。

ところが、このときイメージされた狭い拘置所に押し込められる容疑者という構図は、何も日本に限ったことではありません。世界的に見ても刑務所や拘置所の人口過密は大問題になっており、対策を立てていこうという動きが加速しています。

この記事では、世界の刑務所を取り巻く人口過密の状況とそれに至った要因、そして現在有望視されている対策について見ていきます。

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遺伝子のSNSが犯罪捜査に活用される!遺伝子系図サイトで見知らぬ親戚を見つけ出せるように

2018年になって、過去の未解決事件がいくつも解決されています。

代表的な例は1970年代にアメリカで起きたゴールデン・ステート・キラー事件。これを皮切りに、数か月の間で長らく未解決だった凶悪事件が次々に解決されてきました。

これをもたらしたのは警察の捜査技術に起きたイノベーション……ではなく、遺伝子系図サイトという、ごく一部の愛好家に向けた趣味の民間ウェブサイト。

もともと警察とは縁もゆかりもなかった遺伝子系図サイトは、今では犯罪捜査の未来を創るとまで言われています。この記事では、遺伝子系図サイトが注目されるようになった経緯、従来の犯罪捜査手法から見た意義を解説していきます。

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昆虫食が広まっている?昆虫を食品に使う利点とビジネス展開

人類が文明化する以前には、採集が比較的容易な昆虫はタンパク源として広く活用されていました。現代の日本でも、ハチノコやイナゴの佃煮といった郷土料理にその名残が見られます。

現代社会では畜産や物流の発達に伴い、食肉や豆類など昆虫以外のタンパク源が日常的に手に入るようになりました。そのため、先進国に住んでいるなら昆虫を食べる必要性は高くはありません。それにも関わらず、近年になって昆虫食が注目を集めています。

調査研究や実験段階をすでに過ぎて、現在ではいくつものベンチャー企業が昆虫由来の食品を人間の食用に販売しています。この記事では昆虫食の利点や、活用が期待される分野、そして既存の昆虫食ベンチャーについて紹介していきます。

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社会を支えるバグハンター、最大の悩みは訴訟リスク

今の社会生活はテクノロジーなしには考えられません。それはとりもなおさず、テクノロジーを活用する下地にあるハードウェアとソフトウェアが狂いなく動作してくれることが前提になって社会が成り立っているということです。

そんな現代社会を裏方から支える職業として、バグハンターという人々が存在感を増しています。本記事ではバグハンターとは何かについての解説、さらにバグハンターの「入門ツール」の紹介、そしてバグハンターが直面する大きな課題について見ていきます。

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強くなるだけが進化じゃない!カイコに見る本当の適者生存の意味

きめ細やかで手触りのよい絹製品は昔から高級品として扱われてきました。

その絹製品を作り出すカイコもまた、人類と長く関わってきた歴史があります。

カイコを育てて絹を取る養蚕の長い歴史の中で、カイコという生き物そのものが野生種から大きくかけ離れた姿に変容していきました。この記事では、野生種と比べたカイコの特徴と生態、そしてカイコを現在の姿に変化させた進化のメカニズムについて見ていきます。

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1年分ってどれくらい?懸賞の基準について調べてみた

何気ない買い物のときにふと目に入るキャンペーン情報。最近多いのはレシートや商品バーコードを集めて送ると商品がもらえる懸賞です。ギフト券や商品券、中には高級品が当たる懸賞もある中で、ぱっと見のインパクトが抜群なのは「〇〇1年分」の懸賞。

「〇〇1年分」とは昔からある方式ですが、ちょっと考えてみると、何をもって1年分と決まるのかはちょっとした謎です。この記事では、1年分がどのように計算されるかを、実際にあった商品1年分の懸賞を例に出して紹介していきます。

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Coinhiveが抱える問題、広告を見るか、CPUに負担をかけるか

2018年6月、あるブログの投稿が話題を集めました。

内容は、自分でWebサービスを運営しているという投稿者がCoinhiveというソフトウェアを使っていたことで警察の取り調べを受けたというもの。警察が動いたのだから法に触れたという事実はあるのですが、該当する法の適用について「これは妥当な適用のしかただろうか」という議論が噴出し、ネット上の各地で賛否分かれた侃々諤々のありさまを見せました。

この記事では、Coinhiveとはなにか、この事件で問題とされている点はどこなのかを見ていった上で、この事件の根本にある本質的な課題に光を当てていきます。

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燃料電池船の開発と活用、真にクリーンな社会を目指して

2018年2月から3月にかけて、海上技術安全研究所と日本船舶技術研究協会、およびヤンマーがタッグを組んで、燃料電池で動く船の実証試験を瀬戸内海で実施しました。

この燃料電池船プロジェクトは、国土交通省が2015年から進めてきたプロジェクトです。日本では2020年の東京オリンピックまでにホテルや商業施設、交通手段などでの水素エネルギー普及を目指してさまざまな取り組みが進んでいますが、その中でもとりわけ重要と位置づけられているのが燃料電池船。

船での燃料電池利用は、日本だけでなく世界でもあちこちで進められているプロジェクトです。こうした試みの影響は単に船舶の燃料を再生可能エネルギーに置き換えるだけにとどまりません。海上での燃料電池利用が十分に普及すれば、地上での燃料電池利用にもプラスの影響を及ぼすかもしれないのです。

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3Dプリント建築なら24時間で家が建つ、重大な社会問題を解決する未来の技術

2010年頃、主要な特許の期限切れにより低価格化が進み、一般家庭向けの製品が登場し始めた3Dプリンター。現在では数万円で買える低価格プリンターも複数登場してきているほか、DMM3Dプリントのような3Dプリント出力サービスもあるので、挑戦するハードルはどんどん低くなってきています。

3Dプリンターの用途は家庭用の小物を作る、あるいは工業用に部品を作るというものだけではありません。今や人間が住む家を作るという試みが世界的に広まりつつあるのです。

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