F35を護衛艦いずもに載せると自衛隊の戦術はどう変わる? -F35特集(4)

自衛隊がF35を配備するのは既に決まっていますが、それは地上の基地に配備できるF35Aだけです。空母や軽空母に配備可能なF35BやF35Cの導入は2018年の時点では決まっていません。なぜなら自衛隊にはそれを運用できる母艦が存在しないからです。

ところが、ヘリコプター母艦である「護衛艦いずも」を改修し、F35の艦載型を載せようという動きが出ています。カタパルトを使うF35C型は無理でも、短距離離陸・垂直着陸が可能なF35Bであれば甲板を耐熱化することで搭載可能になるようですが、実際に自衛隊がF35Bを搭載するとしたら、自衛隊の戦い方はどのように変化するのでしょうか?

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北朝鮮の弾道ミサイル概要(後編)-自衛隊の対策と戦略

前編では北朝鮮の弾道ミサイルについて説明しましたが、発展途上のものも含め、かなりの性能を有している事が分かりました。そこで気になるのが日本側の対策です。北朝鮮が日本を攻撃する手段は弾道ミサイルぐらいしかないため、日本と北朝鮮との間に何らかのトラブルがあれば日本が標的になる可能性は高いでしょう。

自衛隊はそれに対し、どのように対抗していくのでしょうか。北朝鮮の弾道ミサイルに対する日本の対策と戦略についてご説明していきます。

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救難飛行艇US-2で潜水艦や海賊と闘う理由、その圧倒的な低速性能

かつては大量に作られた飛行艇ですが、滑走路が整備されるようになった現代では殆ど作られていません。日本、ロシア、カナダ、中国など数えるくらいです。海賊や対潜哨戒に使えると言っても、今ならヘリコプターやジェット機を使えば済む話。

US-2は救難飛行艇として開発され、日本でも離島からの搬送や海難事故での人命救助や人員輸送を目的として運用されています。しかし、US-2の能力が発揮されるのは人命救助の場面だけではありません。海賊との戦いや潜水艦の哨戒にも活躍できるとされています。どうして、時代遅れとされた飛行艇が改めて注目されるのでしょうか?

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海上衝突回避規範(CUES)とは?中国などを意識した「事故」を防ぐための決まり事

海上衝突回避規範(CUES)というのをご存知でしょうか?
中国艦船の異常接近や火器管制レーダーの照射などが相次ぎ、2014年に中国を含めた西太平洋海軍シンポジウムで合意を経て定められたもので、海上での偶発的衝突を防ぐための「マナー」を示した規範です。

昨今、中国との領海争いが東アジアの各地で話題に登るようになり、米国も「航行の自由」を掲げて本格的に活動を始めるように成りました。そんな海上での緊張が高まる中で定められた規範ですが、これはそもそもどんなものなのでしょうか?また、本当にこの規範があれば海上での衝突をきっかけにした紛争が起こらなくなるのでしょうか?

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機雷掃海の危険性と戦えない掃海艦艇、自衛隊の掃海任務が注目される理由

自衛隊の機雷掃海群が世界屈指の能力を有している事に関しては以前お伝えしましたが、安保関連法案の審議に伴い、日本の機雷掃海活動に大きな注目が集まっているようです。

しかし、機雷掃海と一言で言っても簡単ことではありません。機雷は非常に強力で、掃海の手法も絶対に安全と言えるものではありません。また、あまり理解されてはいませんが、自衛艦とはいえ掃海艦艇の戦闘力は極めて低く、海上保安庁の艦艇並と言っても過言ではないです。

一度戦闘になれば、あっさりと壊滅してしまう戦えない掃海部隊が何故これほどまでに注目されているのでしょうか?

本記事では、機雷掃海部隊の能力から少し離れた観点から考えてみたいと思います。

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米軍の潜水艦救難と最新の救難システム(SRDRS)-潜水艦救難艦とは?(番外編)

前編・中編・後編の三辺で、潜水艦救難艦についての説明をしてきました。

日本の自衛艦が潜水艦救難に関して高い水準の能力を持っていることは間違いありませんが、米軍や豪軍などでは新たな潜水艦救難の試みが行われようとしています。

実は2015年現在、米軍には潜水艦救難艦というのが配備されていません。世界中で活動する米軍の潜水艦を救うには、潜水艦救難艦がいくらあっても足りないのです。

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自衛艦「ちはや」と「ちよだ」、多目的に潜水任務をこなす世界屈指の日本の救難部隊-潜水艦救難艦とは?(後編)

潜水艦が沈没し、乗組員の救助や事故原因の調査などで必要になるのが深海に潜って活動できる装備です。海上自衛隊デは、潜水艦救難艦「ちはや」と潜水艦救難母艦「ちよだ」を配備し万が一に備えています。

イージス艦や潜水艦と比べると地味な役回りのためあまり知られていないのですが、この潜水艦救難部隊も、機雷掃海部隊と同じく世界トップレベルの水準を持った部隊です。

前編・中編で潜水艦救難の活動についてご説明してきました。後編では、その活動を高い水準で行える海上自衛隊の部隊についてご説明していきましょう。

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飽和潜水と潜水艦の脱出装具、人が水深100mを越える深海で活動するために-潜水艦救難艦とは(中編)

潜水艦の乗組員が危機に陥った際、深海救難艇や加圧・減圧室が重要であるというお話はしましたが、潜水艦の乗組員を救助する上で忘れてはいけないのが、飽和潜水と潜水艦に搭載されている脱出装置についてです。

飽和潜水と言うのは、高い水圧下の深海で潜水艇などに乗り込まずに人が潜水する際の特殊な潜水法で、潜水艦救難以外には深海油田の採掘などで重要な役割を果たします。

また、潜水艦にも乗組員がここに脱出することができる装備が備わっており、人が水深100mを越えるような世界で生き抜くための知恵がここにあります。

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深海救難艇と減圧症、沈んだ潜水艦から乗員を救出する困難と克服する方法-潜水艦救難艦とは(前編)

そうりゅう型潜水艦が優秀だと言うお話を以前したことがありましたが、その優秀な艦を扱える乗員は艦以上に貴重なものです。潜水艦に何らかのトラブルが起きた場合、潜水艦は浮上するのが鉄則です。しかし、浮上できずに沈んでしまった場合はどうなるのでしょう?

水上艦であれば沈んだ船に生存者がいる可能性は極めて低いのですが、水中で活動することを前提に作られている潜水艦の場合、何らかのトラブルで浮上できずに沈んでしまったとしても中の乗組員が生きている可能性は十分にあります。浅い海であれば海上の船から潜って助けに行けるかも知れませんし、乗組員が自力で脱出することもあるでしょう。しかし、それも叶わない深海に潜水艦が沈んでしまった場合、助ける術はあるのでしょうか?

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自衛隊の救難飛行艇US-2の実力は?(後編):ロシア製やカナダ製、世界の飛行艇と比較してみる

前編で海上自衛隊の新明和工業製US-2飛行艇が世界最高峰の性能を持っているという話をしたのですが、それは実際に比較してみなければなんとも言えません。

日本のUS-2の他に世界的に高い水準で作られている飛行艇は、カナダのボンバルディアエアロスペース製「CL-415」とロシアのベリエフ設計局開発の「Be-200」だけです。

ただ、他の国の飛行艇はUS-2とは別のコンセプトに基づいて作られているということもあり、一概に一つの性能を挙げて比較するのは間違いです。そこで、海外の飛行艇について様々な観点からUS-2と比較してみましょう。

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