人であふれかえる世界の刑務所 その原因と対策に迫る

金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者に関する報道で、フランスのメディアは日本での拘置所の環境を「地獄のようだ」と批判しました。それに伴い、日本の拘置所の状況は世界的に見て悪いものなのでは?と話題になりました。

ところが、このときイメージされた狭い拘置所に押し込められる容疑者という構図は、何も日本に限ったことではありません。世界的に見ても刑務所や拘置所の人口過密は大問題になっており、対策を立てていこうという動きが加速しています。

この記事では、世界の刑務所を取り巻く人口過密の状況とそれに至った要因、そして現在有望視されている対策について見ていきます。

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未成年の異常犯罪はなぜ起こる? 「絶歌」を書いた猟奇殺人の酒鬼薔薇聖斗や佐世保事件から学ぶべきもの

2015年6月11日、1997年に神戸連続児童殺傷事件(通称、酒鬼薔薇聖斗事件)を起こした少年Aが執筆した手記「絶歌」が発売され、大きな話題となりました。

酒鬼薔薇聖斗事件は、児童を次々に殺傷し遺体を解体するその手口から極めて残虐な事件として人々の記憶に残り、この手記を発表した少年Aが発表を「自己救済」のためだとしており、印税の使途なども不明で、被害者家族などからは激しい批判を浴びています。

しかし、この少年Aの行為を安易に批判するのは難しいかもしれません。少年犯罪というのは、当時14歳だった少年一人に責任の全てを被せることは出来ないからです。

何故、こんな事件が起こってしまったのか?
酒鬼薔薇聖斗事件や2014年に起こった佐世保女子高生殺人事件からその教訓を見つけ出していきたいと思います。

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犯罪組織が作った麻薬密輸潜水艇(NacroSubmarine)とは?恐るべき現代の麻薬密輸

古来より、麻薬というのは様々な手段で密輸が行われていた。

そして現代。陸上も水上も空もその全てが政府機関によって監視されている中で、水の下を潜って移動するというのは、唯一と言って良いほどの高い隠密性をもつ移動手段となる。

数十年前までは国家レベルの技術力が必要なだった潜水艇も、技術の進歩した現代では、麻薬組織のような比較的小さな組織ですら運用できるようになっている。

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退屈は痛みより辛い最大の毒。何も出来ないことに、あなたは耐えられますか?

米国バージニア大学の実験で、人は退屈な状況に置かれると、そのまま退屈に耐えることより電気ショックを受ける方がマシだと考える傾向にあることがわかりました。

その傾向は男性の方がより強く、男性被験者の3分の2が何も出来ない退屈な環境に我慢できず、刺激を欲して自発的に電気ショックを受けました。女性でも四分の一が同じ行動に出ています。

退屈は痛みより大きな苦しみになる。
その他の実験でも、人が退屈を嫌い刺激を得ようとする傾向が強く存在し、剰え自らを苦痛の中に置く選択をする人まで現れるほど。あなたは何も出来無い退屈な環境に、どれくらい耐えられますか?

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死ぬための旅行、安楽死が合法の国。その条件と尽きない議論。生きることが辛いと死ねるのか?

「死にたいですか? そうだ、スイスに行こう」
と言うのは冗談ですが、安楽死を希望し、スイスに訪れる旅行客が増えているらしいです。

これは、スイスでは安楽死が合法であり、ディグニタス(Dignitas)やイグジット(Exit)と言う安楽死をサポートする組織が存在し、海外国籍の方でも安楽死が出来るようにサポートしているというのが大きいです。安楽死が合法である国はスイスだけではなく、オランダやベルギー、ルクセンブルク、アメリカの一部の州で合法となっていますが、認められる要件や年齢などは異なります。

日本では、安楽死は法律で許可されておらず、行った医師には殺人罪や自殺幇助が適用されます。ですが、私達は末期がんで死ぬことが分かっている患者や治る見込みもなく苦しみ続ける患者達に、「苦しみながら死んでくれ」と言わなければいけないのでしょうか?

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「人にやられて嫌なことは人にはしない」で本当に良い?今の大人は危険ドラッグや援交を否定できるか?

危険ドラッグ使用者による事故や犯罪が多発し、SNSを通じた援助交際なども近年増加の一方を辿っている。犯罪行為とまでは言えなくとも、公共の場でのモラルやマナーの崩壊も叫ばれている。コンビニの前で座って飲食する若者や車内で化粧する女性。小さな声ならば大丈夫だろうと車内で通話するサラリーマン。

他の人に迷惑が掛かっているとは言い切れないし、犯罪行為でもない。また、最低限の配慮はしていると感じられると何も言えない。しかし、「本当にそれで良いのか?」と疑問に感じる場面は沢山あるはず。

日本に限らず、
「人にやられて嫌なことはするな」
「人にされたら嬉しいと思えることをしろ」
こんな風に一個人の感覚に依存した倫理感が植え付けられると、その個人の感覚を超えた「公共心」などが関わっている時に何も言えない。

あなたは、「誰にも迷惑は掛けていないのだから、別に良いでしょ? 他の人が同じことしてても気にしない」と言われて、きちんと答えられますか?

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ギャンブル依存が世界でもトップクラスの日本、カジノ法案は本当に大丈夫なのか?

厚生省の調べで、日本にはギャンブル依存症の成人が536万人いることがわかった。実に、成人全体の4.8%に当たる割合は、世界でもトップクラスの数字だ。米国が1.58%、韓国が0.8%と言う数字に比べると極めて多い数字と言える。

この536万人という数字は厚生省の研究チームが全国の4000人の成人にアンケートを取って調べた結果から推測したもので、実際に病院などで依存症と診断された人の数ではない。ギャンブル依存の診断方法も様々で、症状も重度のものから軽度のものまで非常に幅広く、実際に生活に影響が出るレベルの依存症を抱えている人口ははるかに少ないだろう。

そんな中、安部総理が進めようとしている2020年の東京オリンピックに向けたカジノ法案が槍玉に上がっている。ただでさえギャンブル依存の多い日本で、外国人をターゲットにした巨大なカジノ施設など本当に作ってよいのだろうか?

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未成年の猟奇殺人、佐世保事件と過去の未成年殺人を比較する(後編)

※本記事は、未成年の猟奇殺人、佐世保事件と過去の未成年殺人を比較する【前編】の続きとなる、後編にあたる記事です。

佐世保女子高生殺人事件は、過去の未成年による猟奇殺人事件と多くの共通点がありました。

前編では、「酒鬼薔薇聖斗事件」や「会津若松母親殺害事件」で、遺体をバラバラにしているという点に着目し、犯行に至るまでの過程、犯人の性格などで多くの共通点があることが分かりました。

後編にあたる本記事では、この佐世保女子高生殺人事件が、快楽殺人であるという点や十代の少女によって行われているという点に着目し、比較していきたいと思います。

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未成年の猟奇殺人、佐世保事件と過去の未成年殺人を比較する(前編)

佐世保で起きた女子高生によるバラバラ殺人。犯人の女生徒は、仲の良かった友人を絞殺し、死後に首や手を切断した事件。殺害の際、怨恨や金銭、口封じなどの明確な目的は無く、純粋に「殺害すること」が目的である快楽殺人であると見られている。

加害者の女生徒に関する報道は数多くあるが、事件の全貌は未だ明らかになっていない。

近年稀に見る未成年による非常に猟奇的な殺人事件ではあるが、過去にも同様の未成年の猟奇殺人は存在していた。世界的に治安の良いとされる日本で起きた未成年による猟奇殺人をここ20年前後でピックアップして、今回の事件と比較してみたい。

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世界で最も安全な日本?犯罪発生率と世界平和度指数から見る暮らし

日本は安全だ。平和な国だ。と、良く言われるが、本当にそうなのだろうか?

ニュースでは毎日の様に数多くの犯罪者が報道され、隣国との仲も悪く、戦争の危険を感じずにはいられない。そこで、FBIなどの安全度統計世界平和度指数(GPI)から、日本の治安や平和の度合いを、他国と比較してみたいと思う。

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